セカンドライフ

 最近、話題の「セカンドライフ」を試してみました。
ご存じない方のために説明しますが、
これは、「第二の人生」という意味ではなく、
インターネット上の「別の人生」と言った方が、わかりやすいでしょう。
 インターネット上に、三次元的に表現された「仮想の街」があり、
そこへ、仮想の三次元的な「私」が参加するのです。
 その街では、別の人生を歩むことが可能です。
現実の人生ではサラリーマンをやっているが、
「仮想の街」では、自営業をやることも可能です。
 さて、実際に試した結果、
「期待はずれ」というのが、正直な感想です。
 まず、画質がイマイチ(いまいち)です。
これは、プレイステーション2などの高画質なものに慣れてしまっている、
日本の若者には、不満があると思います。
 しかし、「セカンドライフ」を高画質にすることはできないでしょう。
そうするには、ネット回線は、光ファイバーが必要でしょう。
同時に、パソコンの性能も要求されます。
大きなメモリが必要となります(普通のパソコンはメモリ増設が必要です)。
同時に、グラフィックボードも必要でしょう。
しかし、こういうことをするのは、パソコンマニアでしょう。
 結局、多くの人に参加してもらうために、
低速度のネット回線でも可能、
メモリが普通でも可能、
グラフィックボードは不要となると、
「セカンドライフ」の画質は、イマイチとなるでしょう。
 次に、コンテンツですが、
まだまだ、「空き地」が目立ちます。
 仮想の三次元的な「私」は、仮想の三次元的な「秋葉原」に行ってきましたが、
「秋葉原」の街には、「空き地」が目立ち、「人」も、まばらでした。
 現状では、期待先行、あるいは話題先行という感じでしょうか。
よく言えば、発展途上にあると言えるでしょう。
 つまり、光ファイバーは当たり前の時代になって、
「普及品レベルのパソコン」におけるグラフィック性能が、プレイステーション2並になった時に、
「セカンドライフ」は、非常に面白いことになるでしょう。













































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